第1話 狂気の人形


セッション5 追跡! 深夜を走る銀の影、赤い眼光


レギオス&エフ:私たちも追うぞ!
GM:どうぞ。ちなみに衛兵が正門を開けた後、追って行くと言ってます。
パラス:オレも!
GM:あんた火も消さずに行くつもりですか?
パラス:う、オレのせい……だよな。
トト:あたしも手伝ってあげるから。
GM:では、追跡者諸君。『盗賊スキル』を3回試みて下さい。一回失敗すればその分引き離されます。
レギオス:よし、成功!
GM:OK、それじゃ男はレギオスに後ろから組みつかれて道にこけました。どうやら抵抗する様子はないようですよ。
レーン:(追いついて)よく見る。
GM:青年ですね。彼は「男爵の飼い犬共め! 兄と同じように殺すんだろ!」と言っている。
レギオス:「待て、私たちは男爵の手先ではない。ただの冒険者だ」
GM:「ふん、そんなこと誰が信用するもんか。この人攫いめ!」
レーン:GM、彼を説得します。
GM:じゃあ『対人スキル』振って。-20%の修正ね。
レーン:そりゃあ! 失敗。でも、『集中力』! よし、成功!「違う。我々は男爵の覆われた何かを暴くために、この仕事をあえて引き受けているんだ!」
GM:では彼はディランと名乗るが、どうやら君たちの言う事を信用したようだ。その時、石畳を蹴る軍靴の音が鳴り響く。
レギオス:ちっ、衛兵か。……仕方ない、ここは私に任せて別の所に行くんだ。
ウィリアム:やけに自信がありそうだな。
レーン:ま、見つかっても言い訳はなんとでもなる。
GM:じゃあディランが「私の家に来て下さい。詳しい事はそこで」と言うけど。
レギオス:ふふふ、キャラメイク時の裏設定を使う日が今来たか。GM、路地に入って衛兵たちを待つよ。
GM:じゃあ、追いついてきた衛兵たちが路地に入ると同時に、彼らの悲鳴が聞こえてきた。「ひ、化け物だー! に、逃げろー!」という声を残して彼らは逃げ去っていくのであった。
レーン:何なんだ、一体??
レギオス:秘密だよ〜ん。それよりGM、次の日にして下さい。
GM:はいはい、では次の日。君たちは教えられた住所にみんなでむかっていく。住宅街のある一角に彼の家はあった。
コレガー:ノックする。コンコン。
GM:では、ディランが出てきて君たちを中へと招く。そして君たちが全員座ったところで妹さんがお茶とクッキーを持ってくる。
チャカ:毒味は誰がする?
トト:失礼な!「とってもおいしいクッキーですね。私にも今度作り方を教えて下さい」
GM:妹はうなずいて、兄に促されて奥へ行った。「さて、お話することがあります」
エフ:「その『兄のように』というのはどういうことですか?」
GM:「はい。私たち兄妹にはもう一人兄がいました。兄はとても正義感の強い人だってのですが、一ヶ月ほど前から頻繁に男爵の屋敷で人が雇われるようになったものの、その雇われた人たちの姿がまったく見かけられない事に不審を抱き、ある晩男爵邸に忍び込んだのです。しかし兄は致命傷の傷を負って帰ってきて、そのまま事切れたのです」
レギオス:「そうだったんですか」 よし、これで証拠はあがった。早速明日の夜潜入だ。
パラス:ちょっと待て、期限の一週間まで待とう。そしたら金も入るし。
レーン:そうだね、そうしよう。
GM:では、さっと飛ばして一週間後の夜。
トト:忍び込みましょうよ。
GM:どこから?
ェフ:とりあえず正面玄関から。鍵は?
GM:かかっている。
ジェフ:開ける! カラコロ……失敗。
一同:盗賊だろー!!
トト:しょうがない、あたしが……あ、開いた(笑)。
パラス:盗賊が本業なのか司祭なのか。
GM:おまえは放火魔が本業だろう。
パラス:……返す言葉がない。
トト:では開けましょう。失礼しまぁす。

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