第1話 狂気の人形


セッション3 疑惑? もつれた糸をほどけ


レーン:なあ、銀製のチェインメイルっていくらぐらいする?
GM:「扱ったことはねぇから知らねぇよ」という鎧職人の、君達への態度はあまり良くない。
パラス:ひでぇな。
GM:吐きすてるような言い方だ。
レーン:「私たちが気に入らないのかい?正直にいいな!」
GM:「ああ、そうさ!」
レーン:そっちが喧嘩腰ならこっちもだ。(これまた態度悪く)「おい、おやじ、ショートボウいくらでぇ」
GM:「今きれてるよ」と、後ろにあるのにきれているという。
チャカ:スモールシールド買うぞ。いくら?
GM:「30GPだよ!(思いきり態度悪く)」
チャカ:「なにい、私はチャ・ザのプリーストだぞ!(チャ・ザ神は幸運の神であると同時に商売の神でもあるのだ)」
GM:「これまた失礼しました(態度急変)」
レギオス:もっと言ってやれ!
チャカ:おう!「儲かりまっか?」
GM:「ぼちぼちでんなー(笑)」
トト:あのねー、この街に広場とかってある?
GM:あるよ、もちろん。議会堂の前にある。
パラス:ちょっと離れたところで説教するよ。
トト:あたしも。池みたいなところある?
GM:まあ、くみ上げ式の井戸とかあって、そこで近所のおばさんたちが「まー、うちの亭主ったら…」なんて話をしているが。
トト:あたし広場でぼけーっとしておく。
パラス:俺広場で説教する。
GM:何て言うの?
レーン:「マーファは強い!」とか。
ウィリアム:寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。
コレガー:酒場で海藻サラダ食べる。
レギオス:私の行動言っていいかな?
GM:どうぞ。

 ここではどうしてPC達が街の住人から冷たく当たられるのか、ということに気づいてほしかったです。その点で今後のレギオスの行動は、GMにとっては大変嬉しいものがあります。

レギオス:この街を歩いてね、男爵の評判を聞こう。
GM:では行きましょうか。どこへ行く?
レギオス:そーねえ、住宅街あるでしょ。そっちのほう行って、それでいろいろと噂を聞いて回る。
GM:君が聞こうとすると……まず、どんな人に聞く?
レギオス:まず3階級くらいの人と話をして、その階級ごとの評判を聞いて回る。
GM:3階級か。貴族とかとは会えないよ。
コレガー:若い女さがす!
エフ:俺も参加するで!協力しようぜ。
GM:(何を考えているんだか)まず、普通の市民階級から話すよ。「ケッ、お前達みたいな人攫いがよく聞いてくるな!」
レギオス:人攫いだと!?弁解はしない。じゃあ次は傭兵階級。
GM:この街はあんまり傭兵いないけど…まあ、そうだな。「ここに来てあんまり長くないけど、いい噂は聞かねえな」
レギオス:うーん(考え込んで)、酒場に行ってな、男爵がどういう評判か酒場の主人に聞く。
GM:さっきも言ったように『マリオネットのジンガム男爵』と言われているが。
レギオス:あ、その人形って本当の人間のこと?
GM:その真偽はわからない。
レギオス:なるほど。
GM:とりあえず、人形を集めている、それに最近人攫いも出ているって話だね。この街に集まってきていることが多いので、最近よそ者を見ると人攫いの一味だと街の人たちは思うらしい。
レギオス:それで言われたのか。

 この後PC達は更に情報収集に励み、その結果以下のような情報が集まった。
 ・つい1ヶ月前から、人を乗せた馬車が男爵の屋敷に頻繁に入っている。
 ・最近男爵はパーティーと称して色々な人を招いている。その中には肌の黒い人も混ざっているらしい。
 ・男爵は気に入った人間にはコレクションの人形を見せるらしい。

GM:もうないなら明日にするけど。
レーン:いや、男爵の家に昼間行く。
GM:(ぶっとんでんなあ)他には?
ジェフ:あまりにも出る意見がボロカスすぎるなあ。
レーン:行くよ、GM。
GM:じゃあ、昼間屋敷に行く人、手を上げてくれたまえ。
レーン:できたら後一人くらいほしいけど。二人で行ったら何とかなるかも。
GM:何をするのかわからんなあ。

 レーンとエフだけが行くことになったが、やはり相手のカードが解らないうちはうかつに動くものではありませんね。結局、二人は屋敷の前で門前払いをくらってスゴスゴと帰ってきたのでした。しかし、そろそろPCの望むものを出さねばと思ってきました。この辺りのタイミングが重要なんですよ。


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