メールde Q&A

　　メールde Q&A　

　当院へのご質問やご意見・ご感想をメールでどしどしお送りください。
　治療についてのご質問には、お答えできる範囲でお返事差し上げます。

　e-mail：okamotoh@moon.gmobb.jp

【これまでに届いたご質問とお返事をいくつかご紹介いたします】

～メールde Q&A その１～

Q.　矯正の話です。
　すきっ歯で悩んでいます。
　すきっ歯と言っても、根本の方はきちんとくっついていて、ハの字のように下にいくにつれて別れていくといった感じです。
　上の歯だけで、ほとんど前歯だけです。
　だからそんなに目立つものではないとは思うのですがとても気になります。
　そんなに症状の重いものだとは思わないのですが、やはり何か器具を装着する以外に治す方法はありませんか？
　もしそうだとしたらだいたいどのくらいの期間がかかりますか？
　前歯だけというと、どんな感じになるのですか？

A.　上の歯だけ隙間が開いていらっしゃるようですが、原因としては次のようなことが考えられます。
　①歯の数が足りない、あるいは歯の大きさが通常よりも小さい
　②歯の大きさや傾斜は正常だが、上顎が大きい
　③顎の大きさは正常だが、歯が前に傾斜している（飛び出している）

　一般的に多いのは③です。
　歯は、内側は舌、外側はくちびるにはさまれているので、舌とくちびるの力のバランスで歯の傾きが決まります。
　ですから、舌で歯を押し出す癖や、口を開けて呼吸する癖があると、前歯は前に倒れて隙間が開きやすくなります。

　慢性の鼻炎の方、アデノイドというのどの扁桃腺が肥大して呼吸がしにくい方は口呼吸の癖になるため、要注意です。

　また、歯周病になっていると歯を支える骨が弱って、歯が傾斜しやすくなります。
　年配の方が知らないうちにすきっ歯になってしまったとおっしゃって来院されたときは、そのほとんどが歯周病によるものです。

　上述した③の原因で隙間が開いているなら、治療としては前に倒れている歯の傾斜を正しながら隙間を閉じることと、症状を引き起こした癖をとるトレーニングを行います。
　また、歯周病があればその治療も行います。

　程度が非常に軽い場合は、癖と歯周病を治しただけで歯の隙間が閉じることもありますが、通常は矯正装置を使って歯を動かします。
　装置や期間はその症状によってさまざまで半年～２年、費用は保険がききませんので10～70万円くらいです。
　①や②の原因が関わると治療も変わってきますので、詳しくは検査が必要です。

　症状がどの程度かはわかりませんが、もし歯の隙間が気になって思いきり笑うことができないのなら、治療することをお勧めします。
　矯正治療は期間も費用もかかりますが、この先の長い人生を自信を持って素敵な笑顔で送れることを考えると決して無駄ではないと思います。
　お住まいの近くで、矯正認定医のいる歯科医院に一度相談されてはいかがでしょう。

～メールde Q&A その２～「知覚過敏」

～メールde Q&A その３～「ハミガキ粉、ハブラシ」

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