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〜「食育」ってこんなこと!その1〜
いつ、どこで、何を どんな風に食べるか!?


 「食育」という言葉をよく目にするようになりましたが、ご存知でしょうか?

 食べることは、人間が生きるために欠かせない活動であり、人生の大きな喜びです
 この「食」に関わるさまざまな問題が心と体の健康に影響するとわかり、平成17年「食育基本法」が施行されました。 

 「食べることに法律!?」と驚かれるかもしれませんが、ここでは「食」について情報を発信したり、健全な食生活をおくれるように学校教育の場で学習する必要が記されています。

 でも、「食育」と言われると、なんだか難しい!

 実際ネットで検索すると、「食育」のキーワードで大量の情報にあたります。
何にポイントを絞っていいのかわからないくらい、広い範囲で多くの事柄が関わりあっているのです。

 そこで、できるだけ単純に、何を見直そう、何を大切にしようとしているのかが理解できるように、トピックスで取り上げることにしました。
 あまり深く掘り下げずにシンプルを目指しますので、ここで興味をもたれた方は、ポイントを絞ってさらに詳しく学んでください。

 「食育」って何のこと?
 読んで字のごとく「食を育むこと」…?

 内閣府のホームページ共生社会政策統括官「食育推進」を見ると、「食育」位置づけは、
 1)生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの
 2)様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること
 とあります。

 食育についてのパンフレットには、「食にかかる豊かな人間形成と心身の健康の増進」のための取り組みとして、いろいろな分野でのアプローチが掲載されています。

 でも、いずれもなんだか多すぎてわかりにくいのが正直な感想です。
 実生活では何を気をつけたらいいんだろう?

 そこで勝手ながら、「食育」とは「いつ、どこで、何を、どんな風に食べるのかを見直す働きかけ」と定義してみました!

ご存知ですか?
毎月19日は
「食育の日」
ですって!

 いつ食べる?
 「いつ」はもちろん食事を摂る時間についてのこと。

 最近、小学校での合言葉は「早寝、早起き、朝ごはん!」。
 つまり、これができていないことを示しています。
 もちろん、子どもだけの話ではないようです。

 1週間のうち朝食を食べない日があると答えた小中学生は約20%いたこと(平成12年度日本スポーツ振興センター)や、20歳代の実に2割以上はほとんど毎日朝ごはんを食べないこと(平成15年厚生労働省)が報告されています。

 人の体の中には体内時計があって、潮の満ち引きと同じく、ちゃんと夜には眠くなり、朝には目覚めるというリズムを持っています。
 そして、このリズムに合わせて活動するためのエネルギーをいつとったら効率がいいか、体はちゃんと知っています

 エネルギーが足りなかったり多すぎたりすれば、それが人の体の機能に影響します。
 例えば、朝ごはんを抜けば、その日午前中の脳の働きが落ちることや、夜遅くの食事はエネルギーが消費しきれず脂肪にかわって肥満を起こしやすいことはよく知られています。
 
 すでに生活のリズムが崩れているとお感じの方も、まず1日の始まりである朝食をきっかけに、自分の体内時計の時刻あわせを行ってみてはいかがでしょうか?

 ちなみに、「いつでも食べる!」という方がいるようです。
 小腹がすいたなと感じたら、お菓子やアメ、パンなど、空腹を満たす食品をすぐ口にする習慣がある、という場合です。糖分を多量に含む清涼飲料水の飲み続けもこれと同じです。
 病気(糖尿病)で常に血糖値が下がり過ぎないようコントロールする必要があるなら別ですが、これでは空腹を感じる事がありません
 そして、常にある程度の満腹感があるので、体に必要な栄養を補給する食事の際に、十分食べることができなくなります

 お口の健康から考えても、ダラダラ食べ続けはもちろん虫歯リスクアップ!噛む回数も少ないので、成長期であれば筋肉や骨、唾液腺の発達に影響します

 メリハリのある食事のリズムを体は求めています!
 
【やってみよう!】

 1)1週間だけ、いつもより30分早く起きて、朝ごはんをゆっくり食べてみる。
   この週の毎日は、いつもとどんな風に違っている?

 2)いつも食べているおやつを、3日間だけ全くゼロにしてみよう!
   さて、食事のお味はいかが?

 どこで食べる?
 「どこで」はどんな場所でだれと食事を摂るかについてのことです。

 「食育」の中でよく取り上げられるのは、「孤食」の問題です。
 ひとりで食べる食事は、あくまでもエネルギーを体に補給するためだけの活動になります。それでも、体には必要なことですので、喜びです。

 さらに、「これ、おいしいね」と言える相手がいると、味わいはひろがり、喜びは膨らみます。食事という活動をともにすることで、一緒に喜びを感じた連帯感が生まれています
 よく小学生の子どもが、遠足で「○○○ちゃんとお弁当たべたんだ〜!」とうれしそうに報告します。「食」は喜びであるからこそ、分かち合う相手がいると膨らむのです。

 学校で給食を食べる場面をイメージしてください。
 数人のグループで、机を寄せ合って顔を見ながら食事するのと、勉強をするときのように黒板に向かって一人一人で食べるのと、同じ「食べる」行為でより楽しげに思えるのはどちらでしょうか?
 一人きりではせっかくの「食」の喜びを膨らませることはできません

 家族で一緒に食卓を囲むことも同じ。何気なく食事するだけであっても、喜びの場を共有しているのです。毎日繰り返されるのはこれが家族であるからこそ。
 「テレビを消して」といわれるのは、同じ食卓にいるのに、教室で黒板に向かって一人で食べるのと同じになってしまうからです。
 家族全員で応援する野球チームの試合に一喜一憂しながらというなら別ですが、テレビの画面をつい眺めているだけなら、食事の間は消して「食」の喜びを一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
 もちろん、他人同士でも同じこと。

 仲良くなりたいならまず食事!
【やってみよう!】

 1)家族の食事で、テレビを消して、座っているポジションを変えてみよう。
   いつもと違う食卓はどんな感じ?

 2)学校給食で、いつもと違うスタイルで食事してみよう。
  グループになっているなら、逆に黒板に向かって一人一人で。
  いつもが一人一人なら、数人のグループになって。
  食事の様子はいかが?
 

  何を食べる?
 食べるなら、
  体にいいもの! おいしいもの! 安全なもの!

 この3つがクリアできたものを選ぶべきだ!と思うことは、自分を大切にすること、そして身近な家族を大切にすることにつながります。

 「食育」の取り組みの中で、社会全体で大きく変わろうとしているのはこの「何を食べるか」についてです。
 「何を食べるか」を見直すことは、現代病として問題となっている肥満やメタボリックシンドローム等を防ぐことはもちろん、より健康に快適に生きることと密接に関わります。

おいしいお弁当、
何でできているのかな?
 「何を食べるか」を見直すためには、食べ物を知ることが必要です

 どのようにして食べ物が作られ、流通して、調理されて私たちの食卓に上るのかを学ぶ様々な取り組みが行われています。

 例えば、食品を扱う企業のホームページでは、その食品の原料はもちろん、製造工程を紹介したり、それを見学、体験する機会を設けるところが増えています。
 公表することで、安心して食品を求めてもらえるように、さらに消費する側からも「もっとこんなふうに改善して」という声を挙げやすいようになります。

 スーパーで目にする野菜や肉、魚は誰がどこで作った、飼育した、獲ったものかが明示されるようになりました。お惣菜も、どこの素材をどんな調味料で調理したのかまで詳しく表記した場合もあります。
 学ぼうと思えば、情報はたくさん得られるようになっているのです

 あとは、自分が何を選ぶか、そこに力を入れるかかかってきます。

 「まあ、どうでもいいや」と気を抜いて選べば、体が喜ばないだけでなく、そのような食品が売れるなら製造を続けるという悪循環が続きます。
 企業(生産者)は努力を求められていないと判断し、市場には心と体にうれしい食べ物が出回らず、あっても少量なので高価、手に取れないという状態が続くことになるのです。

 いきなりすべての食品に厳しい目を向けるのは、経済的にも難しいのが正直なところでしょう。
 それでも、例えば毎日食べるお米だけは、とか、卵だけは、という1歩から自分を大切にしてはいかがでしょうか。
 小さな積み重ねが、きっと社会を変えてくれます。
【やってみよう!】

 1)1つの食品に限って、どんな風に作られたか調べてみよう。例えば牛乳。いろいろあるぞ〜!

 2)「地元の食材」といわれるものが何なのか、どうしてそこで獲れるのか調べてみよう。

 3)好きなお菓子の「原材料名」をチェック!これはどんなものです、と自分で説明できるかな?

 どんな風に食べる?
 「どんな風に食べる」かは、まさしくお口の健康と直結しますので、歯科の立場からは話が長くなりそう。
 というわけで、いずれまた!

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