ステートメント of アトリエKENRYO

アトリエKENRYO
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コンセプト

 わたくしのコンセプトは、「上機嫌であること」です。 ソローは、「その日をより高いものにするということは、最高の芸術である。」 と語っております。有名な禅語にも「日々これ好日」というものがあります。そもそも人間存在というものは、路傍の草のように意味のないものです。世の中に〈生きる意味〉と題する本があふれていることからも人生には意味がないことがわかります。この思想は、ニヒリズムではありません。生まれてきたからには寿命がつきるまで生きなければなりませんが、どうせ生きるなら不機嫌で生きるよりは、上機嫌で生きたい。そのために仕事をしたり、芸術(音楽、文学、美術etc)をしたりしてつねに上機嫌でいたいということです。わたくしは美術に特化した人間ですが、以前は「人生という貴重な時間を削ってまで表現するものがあるだろうか?」と創るものに慎重になっておりましたが、現在は人生が長くになってしまったので、手当たり次第にやってしまってもよいと考えなおしております。〈人生は短く芸術は長い〉という言葉は死語になりつつあるでしょう。芸術というのは、五官によって収集された情報のミックスですからそれを超えるものは出力できません。つまり大したものはできないということです。ですから、こちらもどうせやるなら自分の心身によい影響を与えるものを美術にできないものだろうかと考えました。そこでモチーフになったものが〈歩行〉や〈呼吸〉です、つまり瞑想です。※1クリシュナムルティもこういっております「瞑想は人生において最大のアート」であると。
 わたくしも半世紀以上生きてきて、美術に関しては極端なところまで行き着いてしまいました。自分の問題が片付いてしまった今は、後進が気になります。かれらを鼓舞するために現在の仕事を使えないだろうか、はたまた※2〈入鄽垂手〉ではありませんが、再びイリュージョンへダイブして影響をあたえるということも考えております。

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※1クリシュナムルティ「概知からの自由」 ※2〈入鄽垂手〉 十牛図


『加藤賢亮個展』2021,02.16〜2021.02.21/サブウェイギャラリーM/より