池田先生と共に新時代を築く
2019年9月24日
師弟の誓いは富士の如く

秋の彼岸の追善回向を恩師記念会館で懇ろに行うとともに、台風等が打ち続く中、全宝友の無事安穏、健康長寿を深く祈念した(21日)。
御書に「上七代・下七代・上無量生下無量生の父母等存外に仏となり給う」(1430ページ)と仰せである。妙法に包まれた家族・同志は、三世永遠に共に常楽我浄の旅を続けられるのだ。
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恩師記念会館には、私が若き日、戸田先生に捧げた和歌と先生から頂いた返歌が展示されている。
恩師の事業が最も厳しい窮地にあった昭和25年(1950年)9月21日、師弟の誓いを私は詠んだ。

古の
奇しき縁に
仕へしを
人は変れど
われは変らじ

先生の返し歌は2首、

幾度か
戦の庭に
起てる身の
捨てず持つは
君の太刀ぞよ

色は褪せ
力は抜けし
吾が王者
死すとも残すは
君が冠

「古の奇しき縁」とは、「久遠元初」から広宣流布の誓願で結ばれた師弟の契りにほかならない。
御本仏は「師弟相違せばなに事も成べからず」(御書900ページ)と仰せである。
何があろうと、牧口先生、戸田先生を広布の永遠の師匠と仰いで戦い抜く。この不動の一点に立つゆえに、私はいかなる難にも断じて負けなかった。時を超え、国を超えて、師弟の誓いは脈々と受け継がれている。
恩師は私への返し歌で、「君の太刀」は離さず、「君が冠」を残すと詠じてくださった。
私は今、先生と同じ心でわが愛弟子たち一人一人に「正義の宝剣」を託し、「勝利の宝冠」を被せたいのだ。
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「熱原の法難」から740年の今年を、我らは「創価勝利の年」と銘打ち、異体同心で勝ち進んできた。
今、民衆仏法の凱歌は、仏教発祥の天地・インドをはじめ、世界五大州に轟いている。
9月21日は、私が念願の韓国初訪問を果たした日でもある(1990年)。模範の団結で、今月も若き地涌の友を座談会に大結集し、人材を育み、希望の連帯を広げている様子を何よりうれしく伺った。
日蓮大聖人は、熱原の法難の中、同志を守り戦っていた青年・南条時光に、法華経の一節を贈られた。
「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」(同1561ページ)
妙法の功徳は無量無辺である。わが創価家族は一人ももれなく、この大功徳を受け切ってもらいたい。あの友にも、この友にも、生き生きと仏法を語りゆこう!
富士の如く揺るがぬスクラムで、太陽の仏法の福光を、いよいよ勇気凜々と、広げゆこうではないか!