池田先生と共に新時代を築く 2019年7月5日 |
師の如く人間革命の真髄を![]() 鹿児島、宮崎、熊本など九州各地の記録的な大雨による甚大な被害に、心からお見舞い申し上げます。 「転重軽受」にして「変毒為薬」の妙法です。 福岡はじめ九州各県へ勇んで足を運ばれた牧口先生のお心を偲びつつ、東京牧口記念会館でも、被災地の早期復旧とともに、愛する大九州の宝友を、諸天よ諸仏よ、護りに護れと、妻と強盛に祈念しました(3日)。 * * * 牧口記念会館には殉教の先師が拝し抜かれた御書が展示されている。広宣流布の闘士の殿堂の魂である。 先生の御書に線が引かれた法華経の一節がある。 「日月の光明の能く諸の幽冥を除くが如く斯の人世間に行じて能く衆生の闇を滅す」(御書1102ページ) 牧口先生は獄中の訊問でも、この経文を通して、日蓮大聖人の本義を訴え、その通りに実践する学会の正義を語り切られたのだ。 常々、先生は言われた。「大聖人の御意志をそのまま実行しようというのに、なんの障りがあろうか。仏法は観念の遊戯ではない。国を救い、人を救うものだ」 偉大なる師匠を仰ぐ我らは、何と誇り高いことか。 社会の中へ、民衆の中へ飛び込み、師の如く立正安国の対話を貫くことが、何よりの報恩と言ってよい。太陽の仏法で、苦悩の闇を照らし晴らしていくのだ。 * * * 7月は、幾重にも忘れ難い広布史を刻む月である。 牧口先生と戸田先生が、軍部政府の弾圧によって逮捕されたのは、7月6日であった(1943年)。 その14年後の7月3日、北海道から羽田空港を経由して大阪へ向かう私に、戸田先生は出来たばかりの小説『人間革命』をくださった。機中で読了した“あとがき”には「三類の強敵と闘い抜き、三障四魔を断破して、真の大利益・人間革命の真髄を把握されんことを希望する」と綴られていた。 この恩師の師子吼を、結成の月を邁進する頼もしき男女青年部に贈りたい。 * * * 今、忍辱の鎧を着て奮闘する友を、両先生も、どれほど讃えておられるか。 苦楽を分かつ関西の母たちから「阿修羅の如く戦うとは、どういうことですか」と聞かれたことがある。 私は笑顔で申し上げた。 ――阿修羅といっても、静かに語るべき時もある。笑いながら、わかりやすく話すべき時もある。要は、どんなことがあっても、粘り強く勝ってみせるという一念である。全て勝って目的を達成する一念を、阿修羅の如く戦うというのだと。 大変であればあるほど、創価の同志の絆も固く、いよいよ強く仲良く朗らかに励まし合って進もう! |