池田先生と共に新時代を築く
2019年3月24日
励ましの春風を友へ地域へ

 「創価桜」の春が来た!“桜守”の方々の丹精に応えて、年輪を重ねた総本部の「青年桜」も開花した。
 桜を愛でられた御本仏は、「十界互具(じゅっかいごぐ)」の譬(たと)えとして「木中の花」と表現されている(御書242ページ)。
 冬の木には花が潜んでいるとは見えないけれども、春が巡(めぐ)り来れば咲(さ)き薫(かお)る。仏界の涌現も同じである。
 学会家族は、この法理の通り、宿命転換の実証の花を咲かせてきた。何があっても、強盛な祈りと実践で、妙法の無限の力を発揮し、不可能を可能にしていくのだ。
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 我らの創価桜の道は、常に日蓮大聖人とご一緒だ。
 「御義口伝」には、「日蓮等の類(たぐ)い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は一同に皆共至宝処(かいぐしほうしょ)(皆、共に宝処に至る)なり、共(ぐ)の一字は日蓮に共する時は宝処(ほうしょ)に至(いた)る可(べ)し」(同734ページ)と説かれる。
 大聖人と共に、妙法と共に、広宣流布に挑む我らの前進は、断じて行き詰まらない。必ず諸天も動き、活路は絶対に開かれる。
 広布の労苦には、少しの無駄(むだ)もない。あとから振り返れば、最も苦しい時こそ、最も人間革命が進み、最も輝く「今生人界(こんじょうにんかい)の思出(おもいで)」(同467ページ)となるのだ。
 戸田先生は言われた。
 「仏法を現実社会の中で行じ、人間のため、国のため、世界のために戦ってこそ、真の大聖人門下ではないか」
 この共戦の旅路の中で、新しい人材は陸続と育つ。そして仏縁を深め、幸と平和の宝処へ共に歩む仲間を一段と創りゆけるのだ。
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 仏法では、「闘諍言訟(とうじょうごんしょう)」の末法は、万般(ばんぱん)に争(あらそ)いが絶(た)えない時代と喝破(かっぱ)されている。
いわば、社会のいずこも「自界叛逆(じかいほんぎゃく)」という分断に引き裂(さ)かれる宿命を帯びているのだ。
 それを妙法の力で大転換し、民衆の一人一人が幸福と和楽を開きながら、桜梅桃李(おうばいとうり)の麗(うるわ)しい人間共和の世界を築き上げていくことが、立正安国である。
 今、我らの「異体同心」の団結こそが、どんな差異も超え、青年を結び、人々を結ぶ連帯として、力強く平和の光を放っている。
 大聖人は、「ほむれば弥功徳(いよいよくどく)まさる」(同1242ページ)と仰せになられた。
 励ましは、希望を生み、勇気を伝える「万の力」だ。
 進学、就職、転居等、新たな出発の季節でもある。友へ地域へ、励ましの春風を明るく温かく広げゆこう!
 栄光の5・3へ、共々に福徳勝利の花また花を爛漫(らんまん)と咲かせようではないか! ​