池田先生と共に新時代を築く 2019年2月13日 |
![]() 大聖人直結で恩師の如く この世界から「悲惨」の二字をなくしたい――これが戸田先生の熱願であった。 恩師のお心を継ぐ、全国、全世界の宝友が勇んで広布に走る中、数え年120歳の誕生日を迎えられた。あの豪毅な笑顔を胸に浮かべつつ、尽きせぬ師恩へ感謝の勤行・唱題を行った。 * * * 逆境の弟子たちを励まされた恩師の言葉が蘇る。 「信心は全てを変えていける。悩んで祈った分、境涯が深まる。勇気を出して動いた分、仏縁が広がる。苦労して戦った分、必ず大福運の地盤に変わるんだよ」 世界のいずこでも、宿命転換、三変土田という喜びの実証が輝いている。 南米ブラジルも長い軍政下、同志の苦闘が続いた。 1966年(昭和41年)3月、私が訪れた折の文化祭も、政治警察の厳しい監視のもとで行った。私は皆に呼び掛けた。「真剣な唱題と、聡明な知恵と、必死の行動で、新しい局面を開いていくんだ」と。 そして積極果敢に対話し、一人一人を理解者に、友人に変えていった。 メンバーの誠実にして忍耐強い社会貢献の積み重ねで、今や各界から絶大なる信頼が寄せられている。 慶祝議会など顕彰が続く中、昨年の学会創立記念日のその日には、かつて監視下で文化祭を行ったサンパウロ市立劇場で、要請に応えて、イケダヒューマニズム交響楽団が盛大に凱旋コンサートを開いた。若き楽雄たちが平和と希望の妙音を奏で、市民の方々から大喝采を送られる光景に、私は感無量であった。 * * * 広宣流布は世界同時進行で勢いを増している。ゆえに一つの地域の挑戦と勝利は、全同志に波動を広げる。 アメリカのリーダーも、1956年(同31年)の大阪の戦いを学び、私が関西の友へ贈った長編詩から「絶対勝利への七つの鉄則」を確認し合ってきた。 それは―― 師弟不二の呼吸がある。 法華経の兵法がある。 異体同心の団結がある。 破邪顕正の勇気がある。 電光石火の速度がある。 行動第一の同志がいる。 そして、「負けたらあかん!」という勝利への執念がある――。 * * * 2月16日は、御本仏・日蓮大聖人の御聖誕の日。 東京・大田の先達・池上兄弟への御聖訓を拝したい。 「がうじゃうにはがみをしてたゆむ心なかれ、例せば日蓮が平左衛門の尉がもとにて・うちふるまい・いゐしがごとく・すこしも・をづる心なかれ」(御書1084ページ) この「師子王の心」こそ、創価の師弟の魂である。 大聖人直結で、恩師の如く、何があろうと恐れなく、「いよいよ」の心で前進だ。 |