文化は人間を結ぶ平和の力
23年10月08日

白亜の“音楽の宮殿”が青空に映える。1997年(平成9年)9月1日にオープンした東京・信濃町の民音文化センター。民主音楽協会(民音)創立者の池田大作先生は同22日に初訪問し、芳名録に「祈、世界一の発展 祈、芸術運動の先駆 祈、人間文化の夜明け」と記した。その2カ月後に撮影したのが、この写真である。

先生は“芸術を民衆の手に”との信念で民音、東京富士美術館(八王子市)を創立。文化の力で人類を結び、平和の心を広げてきた。民音は今月18日で創立60周年、美術館は来月3日で開館40周年。精神のシルクロードを世界へ広げゆく旅は、これからも続く。

池田先生の言葉

芸術は、
生きる歓びの歌である。
芸術は、
人間を結びあう力である。
芸術は、
波濤を乗り越えて
平和へ進みゆく、
生命の勝利の舞である。

自分の中の
「人間」の解放が
芸術なのである。
抑えつけられ、
自分の中に、
たまりにたまった
「思い」がある。
声にならない
「叫び」がある。
それを声にし、
形にするのが芸術だ。

本物の美に出あった時、
人は心を動かされる。
芸術の魂に触れた時、
人は「感動」する。
その「感動」は、
「生きる力」となる。
「文化」と「教育」は、
人間の精神を耕し、
豊かにし、
平和を築いていくための
源泉である。

「美」に出あう時、
人は平等に
「人間」に立ち返る。
世の中は
差別の社会だが、
そのなかで、
皆が平等に「人間」に
立ち戻れる場が必要だ。
それが
「文化の広場」であり、
「芸術の森」なのである。
また、本来の宗教の
社会的役割の一つも、
そこにある。

文化とは
「人間性の開花」である。
だから国境を超え、
時代を超え、
一切の差別を超える。
そして、
正しい仏法の実践は、
自分を耕し、
最高の「文化的人生」を
生きるための触発となる。

使命も深き
「創価」の宝冠を戴く
偉大な同志たちよ!
生命歓喜の勝ち鬨で、
至高の芸術と輝く
人生を飾れ!