不戦世界へ「内なる変革」を 23年08月13日 |
![]() 白いビーチと青く透き通る海。その彼方に太平洋が広がる。1981年(昭和56年)8月、池田大作先生は第2回SGI総会などに出席するため、米ハワイを訪問。オアフ島のホノルル市内でカメラに収めた。 ハワイ諸島のマウイ島では今月8日に山火事が発生し、懸命な救援活動が続く。被災された方々の無事安穏を祈らずにはいられない。 60年10月、池田先生は恩師の構想を継いで世界広布の旅へ。その一歩は、太平洋戦争開戦の地・ハワイから始まった。到着の翌日、国立太平洋記念墓地や真珠湾に赴き、戦没者の冥福と世界平和を祈念している。 8月15日は78年目の終戦の日。不戦と安寧の祈りをささげ、平和の誓いを新たにしたい。 池田先生の言葉 私は、断じて 戦争に反対する! 絶対に反対する! 私と同じ世代の 多くの青年たちが、 国家からはおだてられ、 喜び勇んで、 戦地に行かされた。 しかし、 その家族の心の奥には、 どれほど苦痛と悲嘆と 不幸のわびしき嵐が 吹き荒れていたことか。 戦争ほど 悲惨なものはない。 戦争は絶対悪である。 断じて二度と 繰り返すな! この誓いを 新たにしたい。 そのための 人間革命運動である。 人類が目指すべきは、 多様性を尊重し、 互いの差異を 新たな価値創造の 源泉とし、 プラスの影響を与え合う 共存共栄である。 そして、いかなる国も、 いかなる民族も、 “かけがえのない存在” として尊重され、 皆が調和していく 地球社会の建設なのだ。 「平和の文化」といっても、 どこか遠くに あるものではない。 自身の心のなかに、 多様性を尊重し、 他者を慈しむ、 寛容と非暴力の精神を、 いかに築きゆくか。 換言すれば、 他者を差別する 不寛容の心、 狭隘なるエゴの心を 超克しゆく 「内なる変革」への 挑戦から、 私たちは 出発すべきなのである。 乱世を照らす 立正安国の哲学を、 人類が渇仰している。 我らは一歩も退かない。 一人一人と 確信の対話を広げ、 民衆の笑顔が光る 生命尊厳の社会を 築きゆこう! |