御書は希望・勝利の源泉 21年02月14日 |
![]() 凜と咲く蓮の花。気高く清らかな生命の輝きが、見る人の心を打つ。2008年(平成20年)7月、池田大作先生が都内で撮影した。 日蓮大聖人は「蓮はきよきもの泥よりいでたり」(御書1492ページ)と。濁った泥水から大輪を咲かせる蓮の花を通して、厳しい社会の現実と格闘し、けなげに信仰を貫く門下へ真心の励ましを送った。 「御書」には、誤った思想を撃つ破邪顕正の師子吼がある。平和と安穏の社会を築く明解な指針がある。生老病死の苦しみに直面する民衆、迫害と戦う門下への慈愛にあふれている。2月16日は、大聖人の御聖誕から、数えで800年。御書を一段と心肝に染め、希望・勝利の春へ、前進の足音を高めよう。 池田先生の言葉 太陽は 万人を平等に照らす。 太陽の光には力がある。 闇を破ることができる。 闇が深い時代にこそ、 人間の持つ 無限大の可能性を開く 宗教が必要となる。 日蓮大聖人の仏法は、 誰人も尊極な生命を持ち、 誰人も太陽の如く 輝いていけることを 説き明かされた 希望の宗教である。 世界は今、 人間主義の宗教を 待望している。 御書には、 何ものも恐れぬ 師子王の心と、 人々を救わずには おかないという 仏の大慈悲が 脈打っている。 御本仏が直接、 私たちを励まして くださっているのだ。 少しずつでもいい、 日々、 御書に接していく人は、 自身の生命に、 常に新しい風を 送ることができる。 その清風が、 信心を健康にしていく。 御書は、本当に深い。 拝するたびに 新しい発見がある。 新たな決意が漲ってくる。 大切なのは、 学び続けることだ。 たとえ、学んだことを 忘れてしまっても、 必ず何かが残る。 命が忘れない。 それが、いざという時、 信心の底力になるのだ。 根本の一書を 持つ人間は強い。 一切の勝利の源泉は 御書にある。 御書で学んだ通りに、 実践することである。 その人こそ、 本当の信心の勝利者、 教学の勝利者である。 きょうよりまた、 「信・行・学」という 仏道修行の根本の大道を、 生き生きと 歩んでまいりたい。 |