誓願の祈りが幸福を開く
20年12月27日

紺碧の空に、一直線の飛行機雲。太陽の光を浴びながら、白い軌跡が彼方に伸びていく。21世紀を迎えた2001年(平成13年)1月、池田大作先生が東京・八王子市内でカメラに収めた。

鉄の塊である飛行機は、エンジンをフル回転させて得た推進力と翼が生み出す揚力で、地球の重力に打ち勝ち、厚い雲も突き抜けていく。
人生にも、試練や困難を乗り越える“前進のエンジン”が必要だ。その向上の原動力こそ、「南無妙法蓮華経」の題目である。
日蓮大聖人は「法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず」(御書1352ページ)と。この大確信を胸に、師弟誓願の祈りから新たな年を出発しよう。
池田先生の言葉
朗々と題目を唱える時、
わが胸中に太陽が昇る。
力があふれる。
慈愛がわく。
歓喜が燃える。
智慧が輝く。
諸仏・諸天が
いっせいに動き始める。
「仏法は勝負」である。
「人生も勝負」である。
その勝利を決める
一番の根本は唱題である。

唱題に徹すれば、
無量の功徳に包まれる。
たとえ今、
苦境にあっても、
何も恐れる必要はない。
唱題こそ、
幸福への大直道なのだ。

妙法の祈りとは、
「誓願」である。
最も強靱な精神の力だ。
祈りが心に
満ち満ちているところ、
いかなる臆病も、
あきらめも、弱音も、
入り込む隙などない。
祈りとは、
「必ず成し遂げる!」
という信念である。
「絶対に負けない!」
という確信である。
自分には無理だという
不信の壁を打ち破り、
「断じて戦い勝つ!」
という究極の勇気なのだ。

願いが叶うかどうかは、
どこまでも
自分自身の信心による。
大いなる希望と、
具体的な目標をもった、
強い祈りを
貫くことである。
祈りのとおり、
行動することである。

我らは“光の走者”だ。
いかなる乱世の闇も
打ち破り、赫々と
社会を照らしながら、
民衆の中へ走ろう!
友情と信頼の輪を、
地域にも、職場にも、
故郷にも広げゆこう!
わが敬愛する同志の皆様、
この一年、
本当にご苦労様!
ありがとう!
お体を大切に。
風邪などひかないように。
聡明に、元気に、快活に、
希望あふれる新春を!