あすは敬老の日――実り多き前進の日々に

黄金色のススキが青空に映える。かなたで、雄々しき「不忘山」が見守っていた。1994年(平成6年)9月、池田大作先生が宮城・白石市の川原子ダムで撮影した。
不忘山を含む蔵王連峰の名峰は、平安の時代に「人忘れずの山」(古今和歌六帖)と歌われ、『枕草子』にも「忘れずの山」と記された。
池田先生は30年前、不忘山のふもとに開園した東北池田記念墓地公園を初訪問。この折、功労の友をたたえ、語った。「広布の城を築き、広げてくださった、妙法の同志の方々のことは、『不忘』の地の名のごとく、永遠に忘れてはならない」
あす21日は「敬老の日」。草創の同志への敬意と感謝を忘れず、共に実り多き前進の日々を送ろう。
池田先生の言葉
高齢者の知恵と経験は、
現在と未来を豊かにする、
かけがえのない宝である。
高齢者を真に尊ぶ気風を
確立することは、
社会の持続的な
繁栄の基礎となる。
高齢の方々には、
「尊敬」をもって
接することが大事だ。
長年、
家族と社会のために働いて
年をとったのだから、
周囲が「今こそ
恩返しをする時だ」と
思ってあげてほしい。
高齢者にとって、
孤独ほど生命力を
弱らせるものはない。
温かい愛情と心の絆、
そして楽しい会話が、
何よりの元気の素である。
守り合い、励まし合う
友がいる幸福――
それは、
年配になればなるほど、
ありがたさを
増していくにちがいない。
その「宝の友情」の
スクラムを、
学会は、地域に、社会に
広げているのである。
人のため、社会のため、
自分のために、
何かを為す。何かを創る。
何か貢献する。
そのために、生ある限り、
一生涯、
挑戦し抜いていく。
それでこそ
「充実の人生」である。
大切なのは
“自他共の満足”だ。
その追求のなかにこそ、
人生の輝きがあり、
だれもが真に安心して
幸福に暮らせる社会、
そして長命であることを
心の底から
寿ぐことができる
長寿社会を築く道がある。
共に広布に戦った同志は、
永遠に
私の胸から離れない。
君も私も、
人生の
ゴールデン・ステージを、
常楽我浄の妙法と共に、
朗らかに
勝ち進んでゆこう!
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