高め合う「創造家族」に   20年08月02日


黄、白、赤、紫……。色とりどりの花々が美しく咲いていた。本年5月、池田大作先生が都内で撮影した一葉である。

さまざまな花が集まって咲く姿は互いを支え、励まし合っているようにも見える。文豪・武者小路実篤は「仲よき事は美しき哉」と。“仲が良い”ということは、自然の世界でも人間の世界でも、美しく、心を安らかにする。
家族で過ごす時間の増える8月。日頃の感謝を言葉にして送るとともに、笑顔が生まれるコミュニケーションを心掛けていきたい。
私たちは一人ももれなく、創価家族の温かなスクラムの中にいる。真心の振る舞いで、互いの絆を強め、地域に和楽の花を咲かせよう。
池田先生の言葉
社会といっても、
その基盤は、
一つ一つの家庭にある。
ゆえに、盤石な家庭の
建設なくしては、
社会の繁栄もないし、
社会の平和なくしては、
家庭の幸福もありえない。
そこに世界平和への
方程式もある。

身近な家族同士では、
意外に
不平や欠点の指摘に、
終始していることも多い。
そうした中で
ほんのちょっとした、
励ましの言葉が
相手の心をほぐし、
会話を円滑に
するものである。
こうした繰り返しが、
自然のうちに
家族の絆を確かなものに
つくり上げていく。

家族になるのも
深い宿縁である。
互いが互いの幸福を
増進させる「善き友」で
ありたいものだ。
広宣流布という
高い目標に向かって、
支え合い、補い合い、
磨き合っていけば、
それは「創造家族」とも
言えるし、
「成長家族」とも言える。

親の信心は、
必ず子に伝わる。
たとえ、時間がかかっても、
回り道を重ねても、
絶対に伝わる。
飾る必要はない。
失敗を恐れなくてよい。
信念を曲げず、
自ら決めた道を
朗らかに進む。
その親の生き方こそ、
子に贈る
「最上の宝」なのだ。

家族が信心していなくても
何の心配もいらない。
その中で信心を貫いて
いること自体が全部、
家族の大功徳に変わる。
一人が
信心に立ち上がれば、
わが家に太陽が昇る。
全員を幸福の方向へ、
成仏の方向へ
導いていけるのが、
妙法の功力なのである。