
春の訪れを喜ぶかのように、チューリップの花が鮮やかに咲き誇る。2006年(平成18年)2月、池田大作先生が都内で撮影した。
移ろう季節は、大自然のリズム。日蓮大聖人は、夫を亡くした悲しみの中、幼子を抱え、懸命に生きる女性門下に仰せになられた。「法華経を信ずる人は冬のごとし冬は必ず春となる」(御書1253ページ)と。
悩んだ時、壁にぶつかった時、励ましてくれる存在がどれほど大きな力になることか。
師匠をはじめ、創価家族の励ましによって、“人生の冬”を勝ち越えてきた同志は数限りない。
さあ春3月。私たちは強き祈りを根本に、悩める友に勇気と希望の声を届けていこう!
池田先生の言葉
どうすれば、
皆が元気に喜んで
進んでいけるか。
具体的に手を打つことだ。
何があろうと、
妙法の力で
変毒為薬していく。
共に祈り、
苦難を乗り越える。
これが、
我ら創価家族だ。
分け隔てなく、
励まし合い、支え合う。
心と心の絆が
安心社会をつくるのだ。
「大丈夫?」「元気?」
「頑張ってね」と、
常に励ましの言葉を
かけ合っていきたい。
「心」が通えば、
「力」に変わる。
「力」を出せば、
必ず「道」は開けてくる。
また人を励ますことは、
自分自身をも勇気づける。
「励まし」は人を変え、
自分を変えるのである。
大切なのは、
心を「軽く」して
あげることだ。
「強く」「明るく」して
あげることだ。
たとえ会えなくても、
電話の一言で、
目の前の壁が
破れることもある。
一通の置き手紙が、
その人の人生を
変える場合だってある。
相手の言うことに、
じっと耳を傾ける。
じっくりと
話を聞いてあげる。
それだけで、
スッキリする。
心が軽くなる場合が多い。
聞いてあげること自体が、
仏法で説く慈悲の実践、
「抜苦与楽(苦を抜き、
楽を与える)」の
「抜苦」となるのだ。
励ましとは、
安心と希望と勇気を
与えることである。
相手の生命を
燃え上がらせ、
何ものにも
負けない力を引き出す、
精神の触発作業である。
励ましの本義は、
相手の
幸福を願う心にある。
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