〈女性部のページ〉
 わが地域に笑顔と幸福の花を
晴れやかな女性部総会へ
23年05月27日
女性部の友は今、6月の「女性部総会」に向け、最前線のグループを舞台に、平和と希望のスクラムを拡大しています。今月の「女性部のページ」では、“創価の太陽・女性部”に贈られた池田先生の言葉を紹介します。

全員が主役
「グループ」は、一対一の語らいを基本とした少人数の集いだ。肩ひじ張らず、ありのままの生命の輝きで皆の心に笑顔を灯していく会座である。これこそ、仏法に説かれる「桜梅桃李」「自体顕照」の園であろう。
(「随筆『人間革命』光あれ」5月18日付)

第13回全国婦人部幹部会でスピーチする池田先生(2006年1月6日、八王子市の東京牧口記念会館で)。先生はつづっている。「地に足を着けた『自発能動』の励まし合いのグループこそが、広宣流布の推進と拡大の原動力である」と

本年はグループが発足して45周年です。またグループのモットー「皆で語り 皆で学び 皆が創価の幸福博士に!」の発表から10周年を迎えました。

ごく身近な生活の場が舞台となり、「全員が主役」のグループは、女性部にとって、信心の基盤を構築する“伝統の集い”です。少人数だからこそ、一方通行ではなく、互いの声に耳を傾け、本音で語り合うことができます。

池田先生は女性部のグループについて、「少人数の集いこそ、地域社会の共生と共栄の直道であり、世界平和の縮図である」と記しています。

人と人のつながりの希薄化が進み、地域社会の絆が弱くなっている時代にあって、人間主義の仏法を持つ創価の女性の使命の大きさは、計り知れないと言えます。愛する地域で目の前の友に寄り添いながら、共に「創価の幸福博士」となって、自他共の幸福の花を咲かせていきましょう。

創価の哲学
詮ずる所は
大聖哲の教訓通りに
無限の生きる力
無限の勝ち抜く力
三世にわたる
幸福の境涯の良薬を贈り
そして自他ともに
平和と和楽と建設の
正義の人生を歩む中に
真の幸福は築かれるのだ。
(指導集『幸福の花束Ⅱ』123~124ページ、長編詩「美しき『女性の世紀』の夜明け」から)

池田先生の名代として香峯子夫人が婦人部総会に出席(1979年5月27日、横浜市神奈川区内で)。「何があっても創価学会から離れなければ、必ず幸せになります」と語り、一人一人を真心から励ました
“宿命に泣く女性の歴史を何としても転換したい”と戸田先生は会長就任直後の1951年(昭和26年)6月10日に婦人部、7月19日に女子部を結成。池田先生もまた、「21世紀を女性の世紀に」と訴え、希望の励ましを注ぎ続けてきました。


広布に生きる女性を最大に敬い、たたえてきた創価の師弟。その心を胸に抱き、共戦の歴史をつづる中で、“創価の女性の世界一のスクラム”は築かれたのです。

池田先生は「『女性』の勇気ある声には、人々を鼓舞し、いかなる困難も突き破り、変革しゆく無限の力があります。そして、『女性』が社会に灯す希望の光明には、時代の暗雲を打ち払う生命の輝きがあります」と語っています。

これまで以上に一人一人が力を発揮していけるよう、2021年5月3日に「女性部」が発足しました。幅広い世代で励まし合いながら、女性の連帯の力をさらに強め、永遠に広布の「未来の門」を開いていきましょう。

平和の行進
私たちは
平凡かもしれないが
選ばれた
平和建設の女性として
正しい人生の道を
真心こもる人間の道を
歩みゆく。
(指導集『幸福の花束』188ページ、長編詩「絢爛たる二十一世紀 女性の世紀は来れり!」から)

バラやコチョウラン、カスミソウが“満開の笑顔”を(池田先生撮影。2008年1月、都内で)。御聖訓に「桜梅桃李の己々の当体を改めずして」と。私たちは信仰を根本に、自分らしく笑顔の花、幸福の花を咲かせゆく
コロナ禍や気候変動、紛争などによって不安や不信が世界で広がっています。分断から連帯へ、そして希望の未来を開くために、「平和の文化」の構築がこれまで以上に求められています。


「平和の文化」といっても、難しい理念ではありません。日常生活の中で平和と非暴力を自身の生き方にしていくことです。

身近な所から変革の一歩を踏み出そうと、女性部では昨年から「未来をひらくSDGsフォーラム」を開催し、全国各地で、草の根の意識啓発に取り組んでいます。

池田先生はつづっています。「平和は/遠くにあるのではない。/一人の人を/大切にすることだ。/お母さんを/泣かせないことだ。/自分と違う人とも/語り合っていくことだ。/喧嘩があっても/賢く仲直りすることだ」と。

差異を超え、目の前の一人を尊重し、心から大切にしながら「平和建設の道」を共に歩んでいきましょう。

希望を拡大
女性たちの
勇敢で誠実な努力こそが、
社会を変え、歴史を変え、
世界を変える。
民衆の中に分け入って、
人間と人間を結び合いつつ、
自分の周囲に
生きる希望の花園を薫らせゆく。
ここに、人生の究極の哲学がある。
(指導集『幸福の花束Ⅲ』66~67ページ、「四季の励まし」から)

グループ長の前田さんは2年前に金城支部に転入。「コロナ禍で対面の会合が少なかった分、訪問・激励に徹しました」と前田さん。地区女性部長の山田愛子さんと共にグループ員一人一人と心の絆を結んできた
“わが地域に希望のスクラムを”との心意気で、勢いよく対話拡大に走るのが沖縄平和県・金城支部の希望グループです。


本年1月2日、副グループ長・下里洋子さんのご主人が入会しました。学会理解が得られず、自宅で勤行ができない時期もあった下里さんでしたが、グループでの温かな励ましを胸に、一歩ずつ対話に挑戦。数年前、ご主人が小説『新・人間革命』を手にしました。そして全巻を読了し、「池田先生のぶれない生き方に感動した」と語り、入会を決意。「結婚して50年以上。一緒に勤行ができるのが夢のようです」と下里さんは語ります。

この歓喜の波動に続けとばかりに、グループ長の前田尚美さん(地区副女性部長)も毎月、聖教新聞の購読推進に挑戦。支部副女性部長の宮里千恵子さんも、聖教拡大や仏法対話に走っています。先日もグループで御本尊流布が実りました。

今、希望グループでは来月の「女性部総会」に向け、一人でも多くの地域の友に参加してもらおうと、皆で勇気の対話と希望の拡大に挑戦しています。

励ましの連帯
「女性部 実践の五指針」の冒頭でも、「祈りからすべては始まる」を掲げています。家事や仕事、子育て、介護など、多忙を極めながらも、時間をこじあけ、勤行・唱題に励み、自他共の幸福を懸命に祈り、友に励ましを送る。なんと高貴な姿でありましょうか。
(書籍『女性門下へ 祈りで幸の行進を』33ページ)

支部女性部長の久田真美江さん(左端)と共に、訪問・激励に歩く南雲さん(左から2人目)。「幼少の頃から励ましてもらった恩返しの思いで、地域を歩いています」と
女性の社会進出やライフスタイルの変化に伴い、課題や悩みが多様化する中だからこそ、学会の「励ましの絆」は一層光ります。


福島県のいわき黄金圏・池田支部の南雲グループでは、毎月、工夫を凝らしながら「グループ学習・懇談」を開催しています。

昨年末、グループ長に就任した南雲美和子さん(白ゆり長)はヤング白ゆり世代。

グループはヤング白ゆり世代と池田華陽会のメンバーからなり、すぐさま、4人のグループ員の元へ訪問・激励に歩きました。

同世代といっても、悩んでいる内容は人それぞれ。「一対一の関係を日頃から大切にできるように、励まし合っています」と南雲さんは語ります。

グループの集いは、“近況報告”だと何を話せばいいか分からない場合もあるので、毎回、トークテーマを決めて語り合います。「信心と仕事」「信心して良かったこと、大変だったこと」など、皆の意見を聞き、「状況や思いを全員でシェア(共有)するようなイメージ」で進行。回を重ねるごとに笑顔が増えています。

訪問・激励を続け、自他共の幸福を祈りながら、女性部総会を目指して前進しています。