9・12「埼玉の日」50周年「鉄桶の団結」第1回埼玉県幹部総会のスピーチから
23年02月03日
“自身の歴史”を広布の模範地域

雄々しく人間革命の歴史をつくろう――埼玉の友へ呼びかける池田先生(1973年9月12日、上尾運動公園体育館で)

いつも「人間革命」ということが言われておりますけれども、皆さん方一人一人が、その「人間革命の当体」であります。このことは、だれびとたりとも例外はなく、まったくの平等であります。“自分自身の歴史とは創るものである”との言葉を座右の銘ともして、どうか、皆さん方は、忍耐と勇気と明朗さをもって、雄々しく自分自身の人間革命の歴史をつくっていっていただきたい。
ここ埼玉は、現在ももちろんそうでありますが、歴史的にみても、一貫して東京の“奥座敷”としての機能を発揮してきた土地柄であります。千葉、神奈川などと同じく、もしも、首都圏のこの周辺部というものがなかったならば、東京の機能はマヒしてしまい、もはや東京が東京でなくなってしまう。この点からしましても、東京の人は埼玉の存在に対して、心から感謝の念をもつべきであると、私は考えております。
学会においても、事情はまったく似たようなものであります。何と言っても、東京と埼玉は、相寄り、相助け合って、発展していくべき、切れない関係のもとにある。何かにつけて、華やかなスポットライトを浴びて、注目をひきつけるのは東京でありますが、そういう現実が成立するのは、埼玉など周辺の支えがあればこそであります。その意味において、私は、とくに埼玉に対しては、いつも感謝しておりますし、これからも大きい期待をかけていきたい。皆さん方にあっても、広宣流布という尊い大事業に対して心からの誇りをもち、いよいよこの郷里・埼玉の建設のために、見事なる第二章の出発をしていただきたい。そして、全国に広がっていく広宣流布の模範地域・埼玉となっていただきたいことを、心からお願いする次第でございます。
(指導集『広布の旗 師弟常勝の埼玉』から抜粋)