池田先生が贈る
「無冠の友」への新春メッセージ
 心軽やかに勝利の道
(ビクトリー・ロード)
23年01月19日
いついかなる時も、読者のもとへ“希望の便り”を届ける聖業に携わる「無冠の友」。その尊き一歩一歩こそが、地域広布の道となる。ここでは、配達・集金に尽力する友の機関紙「無冠」の新年特集(2023年1月号)に寄せられた、池田先生の新春メッセージを紹介する。また同紙に載った原田会長、永石女性部長のあいさつの要旨を掲載する。

繊細に編み上げられたレースのような上品な雲が、勝利の「V」の字のように――1989年6月、池田先生がスウェーデンの首都ストックホルムを初訪問した折、撮影した一葉。かつて先生はつづった。「広宣流布に生き抜くなかにこそ、人生の凱歌は轟くのだ」と。我らは師弟不二の誓いを胸に、使命の天地で、高らかに民衆勝利の歌を響かせよう

「青年・凱歌の年」、明けましておめでとうございます。
恩師・戸田城聖先生と構想した、わが聖教新聞は、励ましの心を地域社会の隅々に広げゆく希望の源泉です。生命尊厳の論陣を世界に発信する正義の言論城です。
その誉れの聖業に誇り高く献身し、支え進めてくださる全ての「無冠の友」一人一人に、心より御礼を申し上げます。

創価の師弟が心肝に染めてきた「御義口伝」には、「我らが頭は妙なり。喉は法なり。胸は蓮なり。胎は華なり。足は経なり」(新997・全716)と仰せです。我らの色心がそのまま妙法の当体です。
この最極の生命を躍動させ、広布のために、智慧を湧き出し、希望の声を響かせゆくことが、どれほど偉大であるか。法のため、人のため、社会のため、実際に足を運び、人間主義の哲理を届けゆく行動が、どれほど尊いことか。
皆さんが歩む「銀の道」の一歩また一歩が、人生勝利の「日記文書」を輝かせ、確かなる平和創出の大道を開くことは間違いありません。

“銀の道”を歩む誇りに燃えて――本年の「無冠」新年特集で紹介された配達・集金に尽力する友(左上から時計回りに北海道、長野、大分、福井、岐阜、愛媛、埼玉、沖縄で)

寒風にも胸張り、雨の日は決して濡らすまいと、真心を尽くして、勇み挑む新聞配達――。私も青春時代に、その労苦を身に刻んだ一人です。
ある日、配達先の親切なご夫妻が、「今、君は人間としての歴史をつくっているんだよ」と激励してくれました。その励ましの通り、今なお、青春の宝の歴史として、生命の奥深くに光っています。いわんや、妙法の「無冠の友」の、月々日々に積み重ねた幾星霜に及ぶ尊き「陰徳」は、無量無辺の「陽報」となって、三世永遠に輝いていくことは、御本仏・日蓮大聖人が厳然とお約束です。

新聞は、携わる人の「総合力」の結晶です。数多の人々による労作業によって、我らの「人間の機関紙」は日々、生み出されます。執筆、写真、校正・レイアウト、印刷、輸送、そして販売店、配達、集金まで、気高き真心の「タスキ」をつなぐ最終走者こそ、皆さんに他なりません。
さあ今年もまた、無冠の「ビクトリー・ロード」を、絶対に無事故、健康第一で心軽やかに歩み、凱歌の歴史を共々に綴っていこうではありませんか!

“銀の道”を歩む誇りに燃えて――本年の「無冠」新年特集で紹介された配達・集金に尽力する友(左上から時計回りに富山、東京、神奈川、青森、熊本、愛知、岡山で)

●機関紙「無冠」新年特集から
原田会長 三代の師弟に連なる英雄
さっそうと「銀の道」を歩まれる「無冠の友」の皆さま、日々の広宣流布への偉大な貢献に、心より御礼申し上げます。
池田先生は、かつて語られました。
「戸田先生は若き日の手記に、“『艱難汝を玉にす』という。苦しみや難儀を避けてはならない”とつづられた。
朗らかに進もう!
『勇気』の人は、朗らかである。
『信念』の人は、愉快である」
創価の三代会長が、いかなる艱難にも一歩も退くことなく、勇敢に信念を貫いてくださったからこそ、今日の創価学会があります。
今いる場所で艱難に立ち向かい、現実と格闘しながら、尊き聖業に進んで取り組まれている皆さまこそ、この創価の師弟に連なる広布の英雄です。
その労苦は必ずや最高の「心の財」(新1596・全1173)になると確信いたします。
日々の聖教の紙面で生き生きと躍動する世界の同志と一緒に、私たちが朗らかに、また愉快に、勇気と信念の道を歩み抜けば、必ずやわが家庭にも、地域にも、また世界にも、自他共の幸福の凱歌が轟きます。
皆さまとご一家のご多幸と安穏を、真剣に祈り抜いてまいります。
どうか本年も一切無事故の配達・集金を、よろしくお願い申し上げます。

永石女性部長 誓願の天地に希望の光を
お元気な池田先生・奥さまのもと、広宣流布大誓堂完成10周年を荘厳する「青年・凱歌の年」が開幕しました。
「『無冠の友』ありて、広宣流布と立正安国の前進あり!」との誇りを胸に、どんな時も「無冠の使命」に走り抜かれる姿に感謝は尽きません。皆さまのご健康と無事故、ご一家の幸福勝利を日々、ご祈念しております。
ある地域の「無冠の友」は、長期愛読者の地元町長ご一家から「最近は、どの新聞も暗いニュースばかり……」「でも唯一、聖教には笑顔があり、明るい新聞だ」との声が寄せられ、大感激。改めて地域広布に走ることを決意されています。
またある施設では、「ブラボーわが人生」に感銘を受けた購読者の提案で提示版に張り出され、見た方々から「生き方がすごい!」と話題になりました。
まさに、「百千万年くらき所にも灯を入れぬればあかくなる」(新2100・全1403)と仰せの通り、聖教新聞は地域、社会を明るく照らしています。
池田先生は、「日本も世界も、激動と不安の中にある。誰もが心から信頼できる何かを求めている。だからこそ、私たちは、目の前の一人を大切にし、相手の仏性を信じ、確信を持って語るのだ」とつづられました。
さあ、対話の春へ! 誓願の天地に希望の光を放ち、友情を育みながら、師弟勝利の凱歌を朗らかに響かせてまいりましょう!