第12回本部幹部会 池田先生のメッセージ 23年01月08日 |
佛に祈りて凱歌勝ちとれ 不二の青年よ 平和創造の世界市民に![]() 勝利と歓喜へ、電光石火の行動を開始しよう!――スピーチする池田先生(2007年3月、東京牧口記念会館で) ![]() 池田先生が1975年の元旦に詠んだ「立つならば 佛に祈りて 凱歌をば 馬上ゆたかに 君よ 勝ちとれ」との和歌を、「わが弟子に贈る」として認めた書。本部幹部会の席上で紹介された 一、はじめに、凜々しき新成人の皆さん、誠におめでとう! 21世紀の平和創造の世界市民たる若人の前途を祝し、そして「青年・凱歌の年」のエールとして、1975年(昭和50年)、SGI(創価学会インタナショナル)発足の年の元旦に詠み留めておいた一首を、ここで紹介したい。 立つならば 佛に祈りて 凱歌をば 馬上ゆたかに 君よ 勝ちとれ わが弟子に贈る 決然と立ち上がった地涌の新成人をはじめ、愛する不二の青年たち一人一人に、凱歌の青春あれ! 凱歌の人生あれ!と、私は妻と月々日々に強く、また強く祈り抜いていきます。 ![]() 平和創造の世界市民の前途は洋々――凜々しき新成人の代表が司会の呼びかけに応えて(東京戸田記念講堂で) 励ましこそ希望の推進力 地区こそ平等と和楽の園 一、さて、今日、地球を大きく包みゆく創価の平和・文化・教育運動の原点は、「立正安国」の草の根の対話を本格的に展開した1955年(同30年)にさかのぼります。 この年の元旦に、恩師・戸田城聖先生が詠まれた和歌が―― 妙法の 広布の旅は 遠けれど 共に励まし 共々に征かなむ であります。 平和も文化も教育も、希望の推進力は「励まし」にほかなりません。 年頭から、師匠が呼びかけられた「励まし」の熱と力を、若き私はいよいよ率先して、あの友にも、この友にも漲らせていきました。 なかんずく私が支部長代理を務めていた文京支部では、最前線で苦楽を分かち合ってくれている、尊き共戦の地区部長と地区担当員(現在の地区女性部長)に光を当てました。 地区こそが、「平等と和楽の園」にして「異体同心のオアシス」であり、そして「広布前進の電源地」であるからです。 新春の会合に、仕事の都合で間に合わず、地区部長と地区担へ、激励のメッセージを書き送ったことも、懐かしく思い出されます。 ![]() 民衆凱歌のファンファーレを高らかに――「青年・凱歌の年」の開幕を告げる音楽隊・創価ルネサンスバンガードの熱演 一、大聖人の御書に満ち溢れているものも、「励まし」であります。 熱原の法難の渦中に認められた「聖人御難事」では、「い(言)いはげ(励)ましてお(堕)とすことなかれ」(新1620・全1190)――誰一人として不幸の悪道などに堕ちることのないように、よくよく励ましていきなさい――と仰せです。 〈編集部注=近年の研究成果を踏まえ、御書新版の編さんに際して、全集の「をどす」が新版では「おとす」と改められた〉 新たな一年、使命深き「地域の幸福責任者」たる地区部長、地区女性部長を、これまでにもまして皆で大切に支え、守り立てながら、孤立や不安に凍える社会へ、温かな笑顔光る創価の励ましを、内外の垣根なく桜梅桃李の人華のスクラムで広げていきたい。 そして、我らの誓願の地域・国土を平和と安穏の陽光で照らす「民衆常勝の福運城」を勝ち栄えさせていこうではありませんか! 「聖人御難事」には、「日蓮が一門は師子の吼うるなり」(同)と宣言なされています。 大聖人とご一緒に、全世界の宝友と共々に、正義と人道の師子吼を勇気凜々と放ち、大宇宙の諸天を大いに揺り動かしながら、人間革命の讃歌を、そして生命尊厳の凱歌を轟かせゆくことを決意し合って、私のメッセージとします(大拍手)。 ![]() 総本部の創価宝光会館の前で、白・淡紅色の花をつける十月桜。寒風に負けず凜と咲く様子は、不屈の心で前進する創価の友の姿に似て(3日) |