一閻浮提第一の正義の誇り 2021年09月09日


9月12日は、竜の口の法難から満750年となる。
いかなる権力の魔性の闇も打ち晴らす、正義の太陽が末法万年尽未来際へ勝ち昇った光源の日である。

日蓮大聖人の大慈大悲は御自身の「発迹顕本」を、愛弟子たちとの共戦譜として留め残してくださった。

大聖人の乗られた馬の口に取り付いてお供した四条金吾は、「一閻浮提第一の法華経の御かたうど(=味方)」(御書1184ページ)と讃嘆された。梵天・帝釈から厳然と守られ、「御ともの御ほうこうにて仏にならせ給うべし」(同ページ)とお約束である。

御本仏に直結して「死身弘法」された牧口・戸田両先生に続き、我ら創価の師弟は三類の強敵と戦い抜いて世界広宣流布を成し遂げてきた。学会こそ、必ずや現代における「一閻浮提第一の法華経の御かたうど」と、御照覧いただけるであろう。

誉れの同志は、大聖人のお心を体した御奉公というべき立正安国の貢献に労苦をいとわず挑んでいる。

梵天・帝釈を悠然と味方にしながら、地涌の勇者がそれぞれの眷属と共に、仏の大境涯を開きゆけることは、絶対に間違いないのだ。

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竜の口の法難に続く佐渡流罪の渦中も、けなげな門下たちは師弟不二の信心を貫き通した。

幼子を抱えて、鎌倉から佐渡の大聖人を訪ねた母は「日妙聖人」と賞讃された。

大聖人は、なぜ御自身が流罪に遭われたのか――それは「貴女の厚いお志があらわれるためであったのかと、ただありがたく思うばかりです」(御書1222ページ、通解)とまで仰せである。

あの大阪事件の折、戸田先生はこうした御書を拝しつつ、私と一緒に難に立ち向かってくれた関西の同志、なかんずく母たち女性たちを最大に讃えられた。
そして先生は、勇気をもって進め! 人類の平和と幸福のために、何があっても恐れなく戦い、みんなで常勝不滅なる生命の凱歌を飾りゆけ!と、励ましてくださったのである。

今、関西をはじめ全国、全世界のいずこにも、創価の四条金吾、日妙聖人が輝き光っている。この学会家族の異体同心の連帯で、試練に直面する地域へ社会へ「変毒為薬」の希望と安心を力強く送っていきたい。

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わが尊き女子部は、「11・18」を目指して、白蓮グループを先頭に、仲良く朗らかに前進している。

きょう9日は、「女子学生部」の日である。
「蓮華と申す花は菓と花と同時なり」(同1580ページ)。妙法蓮華の当体たる乙女が祈り、学び、語り、舞う生命は、そのまま幸の花を咲かせ、今ここから福徳の実りを広げゆけるのだ。

どうか、かけがえのない青春の一日一日、一生涯の友情のスクラムと、永遠の幸福の土台を楽しく聡明に築いていただきたい。そう、妻と朝な夕な祈っている。