「6・30」 23年06月30日

きょう6月30日は、学生部結成記念日であり、学生部歌「広布に走れ」が発表されて45周年の佳節。今回の「希望の指針――池田先生の指導に学ぶ」は、広布の先陣を駆ける男女学生部に贈られた珠玉の言葉を紹介します。

「大切なのは青年だ。後継者だ」――全国学生部幹部会の意義を込め開催された「広布第2幕 第9回全国青年部幹部会」で、池田先生は栄光のVサインを掲げ、エールを送った(2008年6月、八王子市の東京牧口記念会館で)。「民衆の声、青年の連帯に勝る力は決してないのである」との師からの呼びかけに、後継の青年たちは誓いを新たにした

弟子が一人立ち上がる日
学生部結成の翌年(1958年)の六月三十日――この日、私は学会の総務に任命され、ただ一人、広布の全責任を担い立った。

「六・三〇」とは、いわば、恩師の構想の実現へ、弟子が一人立ち上がる日である。
(『正義の先陣』、310ページ)

「先駆」「開拓」「変革」を!
学生が立ち上がれば、歴史が動く。これは、古今東西の定説である。いつの時代も、学生の使命は、「先駆」であり、「開拓」であり、「変革」である。
(『正義の先陣』、184ページ)

親孝行こそ賢者の生き方
お父さんやお母さんにも、たまには電話でもしてあげて、「今度帰ったら、肩をもむよ」とか、優しい言葉を贈ってあげてほしい。

みんなを元気にさせて、味方にしていく――それが価値創造であり、それが賢者である。
(『正義の先陣』、190ページ)

全員が使命の人材である
学生部は、「全員が人材である」「全員が使命の学徒である」「学生部での活動は世紀の指導者に育つための修行である」との自覚で、自身を磨いてほしい。これを、学生部の指針として贈りたい。
(小説『新・人間革命』第28巻「広宣譜」の章、13ページ)

世界広布は普賢の英知で
「学は光」であり、「知は力」である。学理、道理には、国境を超えて、万人を納得させる普遍の光がある。暴君さえも屈服させる正義の力がある。

世界の広宣流布は、「普賢菩薩の威神の力に依る」(全780・新1085)と、蓮祖は明言された。「普く賢い」英知が、絶対に必要なのである。

濁世の末法だ。「才能ある畜生」の如き似非インテリの悪事は、ますます多くなっていくであろう。しかし、だからこそ、その悪を断じて許さぬ真正の英知の英雄、無限の力である戦う知性が、涌出しなければならないのだ!(『先駆の誇り』、140ページ)

「知性」は悪意の言を見破る
「でたらめ」「つくりごと」によって、今日、私ほど攻撃されてきた人間もいないであろう。それだけに、私は、どんな悪意の言にも動かされない。すべて見破っていく。

皆さんも、“青バエ”のように人にたかり、おとしいれようとする心ない讒言に、絶対に惑わされてはならない。それらを見抜く「知性」をもっていただきたい。そのためにも「学問」を重ねることである。(『正義の先陣』、160ページ)

諸君の成長が最高の喜び
仏法という人間主義の哲学を持った学生部員の前進こそが、混迷する日本、そして、世界を救済し、平和を実現する力であると、私は、強く確信しております。

諸君のために、私は命をかけます。諸君こそ、私の宝です。その成長を見守っていくことこそ、私の人生の最高最大の喜びであります。

さあ、民衆のために、戦おう。威風堂々と、勇気と正義の前進を開始しようではないか!
(小説『新・人間革命』第14巻「智勇」の章、55ページ)

「私の大切な後輩たちだ」
私も夜学に学んだ。二部学生は、皆、私の大切な後輩たちだ。

二部学生は大事だよ。貴重な青春時代に、働きながら学ぶという逆境に身を置いて、自らを鍛え抜いている。そうした青年が、大人材に育たぬわけがない。学会の宝だよ。
(小説『新・人間革命』第23巻「勇気」の章、201ページ)

青春時代の誓い貫き通せ
青春時代の誓いを、終生、貫き通していくことです。日蓮大聖人は「始より終りまで弥信心をいたすべし・さなくして後悔やあらんずらん」(全1440・新2063)と仰せだ。“持続”なくして勝利はありません。皆の人生には、これから先、就職もあれば、結婚もある。さまざまな環境の変化があります。職場の上司や同僚、家族や親戚から、信心を反対されたり、自分が病に倒れたり、勤めた会社が倒産したりすることもあるかもしれない。

その時に、“いよいよ自分の信心が試されているんだ。負けるものか!”と、歯を食いしばって頑張り抜いてほしい。
(小説『新・人間革命』第28巻「広宣譜」の章、11ページ)

勉強しなければならない
大学は、学理の探究の場である。勉強しなければならない。いま勉強しておかなければ、社会に出たときに必ず悔いるであろう。諸君は、信心しているがゆえに、より勉学に励んでいくことが自分の責務であると決め、体を頑健にし、信心を深め、学理を存分に身につけていただきたい。
(『正義の先陣』、143ページ)

友に「声の息吹」送る人生
仏法では、「声、仏事(仏の仕事)を為す」と説きます。

どうか諸君は、一人、また一人の友を、隣人を、確信ある「声の息吹」で揺り動かしていく人生であっていただきたい。これこそ青春であり、信心であり、すばらしき人生の生きがいであります。

若い今こそ、言論戦をやりきることです。弘教をやりきることです。それが必ず、生涯の宝となる。
(『正義の先陣』、233ページ)

平和と不戦の世紀へ頼む
大事なことは、「未来はどうなるか」という評論ではない。「未来をどうするか」という一念であり、具体的行動であります。

どうか、「一念三千」の極理を体する地涌の君たちは、大宇宙の根本法則たる妙法を唱え弘めながら、学問の探究・革新に、人間蘇生の対話に、民衆厳護の連帯に、そして立正安国への価値創造に、いよいよ勇気凜々と波動を起こし、混迷の21世紀を変え、地球民族の平和・不戦の未来を断固と創り開いてくれ給え!(2022年12月3日、全国学生部大会へのメッセージ)