未来部の皆さんの成長が世界を照らす光になる!
各地で未来部の新入生歓迎の集いが開催されている。今回の「希望の指針――池田先生の指導に学ぶ」は、新生活を迎えた未来部の友へ、珠玉の言葉を紹介します。
それは君だけじゃない
新しい環境では、だれもが「不安」になる。不安になるのが当然なんです。
自分より、よくできる友だちを見ると、自分がダメに思えてしかたがない。打ちのめされたみたいな気持ちになる。だけれども、それは君だけじゃないのです。みんな同じように悩んでいる。それが現実です。
一見、自信満々のように見える友人だって、何かで悩んでいるものです。
悩むのが人間です。みんな同じ人間なんです。
(『希望対話』〈普及版〉、28ページ)
仏法の祈りとは「誓い」
真剣に唱題すれば、必ず、全てが良い方向に向かっていきます。
仏法の祈りは「誓い」です。「必ず実現してみせる」と決める祈りです。そう決意を固めるから、本気で努力できる。努力するから、祈りを実現できる自分になるのです。仏法とは、あくまでも「道理」です。何か神秘的な力ではない。
(『未来対話』、132ページ)
偉大な人材に育ちゆけ
皆さんのために、私はこれからも世界に道を開いていきます。世界広宣流布の土台は、完璧にできあがりました。あとは「人材」です。みんなが力をつけ、偉大なリーダーに育ってくれることです。
未来部の君の成長が、あなたの前進が、人類の希望です。
(『未来対話』、108ページ)
「勉学」「努力」「忍耐」で
古今東西を問わず、「勉学」なくして偉大になった人は一人もいないといってよいでしょう。「努力」せずして、深き価値ある人生を生ききった人もいません。経済界であれ、政治、学術の世界であれ、社会のいかなる分野においても、立派な指導者となっている人は、皆、人一倍の勉強と努力をしているものです。また、社会に貢献し、成功した勝利の人は、例外なく「忍耐」強き人であります。
(『池田大作全集』第56巻、403ページ)
友人はもう一人の自分
「友人は第二の自己である」という有名な言葉があります。また「友人を見れば、その人のことがわかる」ともいわれております。
よき友人をもつことが、どんなに大切なことかを示している言葉です。友人をつくり、友人と心から交わっていくなかに、自分自身が磨かれ光り輝いていくことでしょう。
(『池田大作全集』第56巻、287ページ)

「こどもの日」の記念行事に出席した池田先生は、子どもたちの輪の中へ(1973年5月5日、東京・文京区で)。先生はつづっている。「後継の君たちよ! 今は勉学第一で、健康と友情と親孝行を大切に、世界の希望と光ることを、私は祈っています」
「心に読書と思索の暇を」
(インターネットなどで)新しい情報に触れることも必要でしょう。
しかし一番、大切なことは、「考える力」を養っていくことです。それは、「言葉にする力」と言ってよい。情報に翻弄されるのではなく、逆に情報を生かしながら、自分の気持ちや考えを、自分の言葉にして練り上げていくことです。
戸田先生は常々、「青年よ、心に読書と思索の暇をつくれ」と語っておられました。
名著は人類の共通の財産です。それを心に刻んでおくことは、どんな人とも自在に語り合える力になります。
(『未来対話』、183ページ)
物語は始まったばかり
若い皆さんの友情の物語は、いよいよ始まったばかりです。
皆さんの年代になれば、自分の個性も考え方も、はっきりしてくる。今まで仲良しだったのに、だんだん合わない感じがする友達もいるでしょう。時には「孤独」を感じることもあるかもしれない。
それは、みんなが成長しているからなんです。
皆さんは、体も、心も、頭も、日々、発達している。友情だって成長し、発達していくんです。それは、自立した人間として、大人への階段を上っていくステップと言ってよいでしょう。
(『未来対話』、33ページ)
まず一歩前進すること
確かに、大きく環境が変われば、誰だって不安になります。無理矢理、不安を消そうとしなくてもいいんです。
そういう時、大事なことは、まず一歩、前進することです。受け身にならず、自分から何かを始めることです。一歩踏みだせば、不安はどんどん小さくなります。
新しい環境は、新しい自分になるチャンスなんです。思い切って、新しい挑戦をスタートできるチャンスです。
(『未来対話』、150ページ)
勉強が人生を輝かせる
今の学校での勉強は、将来、それぞれの道で、好きなことを好きなだけ学ぶための「土台」と考えてはどうかな。人生、後になって、思わぬことが役に立つ。まず何かを始めてみることだ。何か努力を開始することだ。
勉強ができるできないといっても、やるかやらないかだけなんだ。
勉強、勉強というと息が詰まる思いがするかもしれないが、実は小さな自分を打ち破り、広々とした世界へと解放してくれる。人生を明るくしてくれる。「学は光」です。
(『未来対話』、64ページ)
失敗を恐れることなく
失敗を恐れていては、何もできない。過去に名を成したいかなる人も、失敗につぐ失敗の人生であったといってもよい人がほとんどである。ただ、彼らは、そのたびに不屈の闘魂を燃やして立ち上がり、最後の勝利を飾ったのだ。
青春時代の本当の失敗は、むしろ、そうした苦闘を避け、目的もなく、無気力に過ごすことにこそある。苦闘したうえでの失敗は、人生の宝ではないだろうか。どうか、失敗を恐れることなく、雄々しく、逞しく青春を生き抜いていただきたい。
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