• 幸せを生み出す泉はあなたの中にある
連載「希望の指針――池田先生の指導に学ぶ」では、女性部の新出発を祝して、指導・激励を掲載します。今回は小説『新・人間革命』から、珠玉の言葉を紹介します。

幸福
真実の仏法は、やがていつか、どこかで幸福になることを教えているのではありません。今、この場所で幸福をつくり出していくための法です。その幸福を生み出していく力は、あなた自身の胸中にある。それを引き出していくのが信仰です。
(第6巻「宝土」の章、38ページ)
唱題の力
御本尊は、大慈悲の仏様です。自分自身が願っていること、悩んでいること、希望することを、ありのまま祈っていくことです。
苦しい時、悲しい時、辛い時には、子どもが母の腕に身を投げ出し、すがりつくように、「御本尊様!」と言って、無心にぶつかっていけばいいんです。御本尊は、なんでも聞いてくださる。思いのたけを打ち明けるように、対話するように、唱題を重ねていくんです。やがて、地獄の苦しみであっても、噓のように、露のごとく消え去ります。
(第11巻「開墾」の章、138ページ)
体験
人生の波浪を乗り越えた体験は、人間の凱歌の証である。それは、広宣流布の確かなる軌道を進みゆく人の、頭上に輝く栄冠といえる。ゆえに、常に広布の大道をわが行路と定め、一つ一つの活動に、宿命の転換をかけ、全力で挑戦していくことだ。
(第7巻「萌芽」の章、150ページ)
知恵
人間が社会で生き抜くうえで大切なのは知恵だよ。
広宣流布も、人生も、勝利していくためには知恵が必要だ。知恵を出すには、旺盛な責任感、使命感をもって、題目を唱え、強い生命力を涌現しながら、考え抜いていくことだ。
(第7巻「早春」の章、248ページ)
時代とともに
学会の根本精神は、どんなに時代が変化しても、変わってはなりません。その根本精神とは、万人の幸福を実現するために、生涯、何があろうが、学会から離れず、広宣流布の尊き使命を果たし抜いていく心です。しかし、活動形態などは、時代とともに、また、世代によって、当然、変化していかなくてはならない。時代も、人の感性も変わってきているんですから。
(第25巻「人材城」の章、318ページ)
女性が主役
女性は、常に戦争の最大の被害者であった。女性の幸福なくして、人類の平和はない。女性が輝けば、家庭も、地域も、社会も輝く。ゆえに二十一世紀は、女性が主役となる「女性の世紀」に、しなくてはならない。
(第13巻「北斗」の章、160ページ)

大空に懸かる二重の虹を池田先生が写真に収めた(2002年5月、都内で)。多様な色が調和して輝くから虹は美しい。女性部は“桜梅桃李”の団結で、地域に幸の光彩を広げている
親の姿
子どもは、日々、親の姿、生き方を見て、信仰への理解と共感を深めていく。ゆえに、親自身が、いかなる困難にも負けない強さや明るさ、人への思いやりなど、人格の輝きを増していくことが大切であり、それが、仏法の偉大さの証明となる。
(第12巻「新緑」の章、91ページ)
人生哲学
生きることは、宿命との戦いです。宿命の問題を解決していく道は、生命の大法である仏法による以外にない。その意味からも、教学を学び、幸福への人生哲学を、しっかりと身につけていただきたい。
(第29巻「常楽」の章、116ページ)
人材の育成
先輩と後輩が共に活動するなかで、後輩は、折伏・弘教、個人指導などを習得していく。“共戦”という実践なくして、本当の人材の育成はない。
(第27巻「求道」の章、337ページ)
誓願の祈り
広宣流布のために、“健康になります。健康にしてください”“経済革命します。経済苦を乗り越えさせてください”“和楽の家庭を築きます。築かせてください”と祈りに祈り、学会活動していくのである。広布誓願の祈りは、仏、地涌の菩薩の祈りであり、それゆえに諸天を、宇宙の一切を動かしていく。
(第29巻「常楽」の章、35ページ)
鍛えの青春
自分を不幸にするものは、他者ではない。時流でも、運命でもない。自身の弱さである。
希望をいだけず、勇気を奮い起こさず、あきらめてしまう。そして、無気力や自暴自棄に陥り、他人を恨み、自分をも嫌悪する魂の脆弱さが、自身を不幸にしてしまうのである。
ゆえに、幸福の人生を歩みゆくためには、青春時代に、徹して自身の魂を鍛え上げることが、何にも増して重要になるのである。
(第14巻「使命」の章、160ページ)
今日より明日
どこまでも御聖訓に照らして自己を見つめ、昨日の自分より今日の自分を、今日の自分より明日の自分を、一歩でも磨き高めようと挑戦していくなかに、人間革命の道があるのだ。そこにのみ無量の功徳があり、福運を積みゆくことができるのだ。
(第2巻「勇舞」の章、185ページ)
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