新年を迎えて2022年01月12日

〈桂冠詩人は詠う 勇気の舞 凱歌の行進Ⅱ〉第1回 新年を迎えて2022年1月12日
本企画では、連載「勇気の舞 凱歌の行進」に引き続き、池田先生がつづった長編詩を紹介していきます。第1回は、新年を迎えるに当たって、同志に詠んだ「人生の流転」(2002年)です。

2001年1月2日、世界の同志と共に、新年の開幕を祝福する池田先生と香峯子夫人(東京牧口記念会館で)。「一人ももれなく、愉快な人生、幸福な人生を勝ち取ってもらいたい。そう私は祈りに祈っている。そのための学会活動である」――新年勤行会の席上、先生は広布の目的を再確認した

「一年」を「十年」の価値ある人生に
また我らの
新しい年が
始まった!

一年を
十年の価値ある人生に
生きる人もいる。
「一生 空しく過して
万歳 悔ゆる」人もいる。

人生は
今日も
生きゆく以外にない。
否 生き抜くことが
人生だ。

◆◇◆

誠実の人間たれ
勇敢なる人間たれ
そして
勝利の人生たれ!

熱烈たる人生王者の
自分の魂を
使命の魂と
深く結び合わせながら
断固として
勝ち誇る人生たれ!

それには
勇気ある信仰だ。
それしか
無数無量の諸天は
祝福してくれない。

人間主義の信仰こそ
恐るべき力を持ち
晴れやかな力を持ちながら
天使たちが
君を護る。
君を讃える。

狂気のごとき
この社会。
癒しがたい
狂いに狂った
愚行を繰り返す
この世界。

怒りの涙を
さらに強き格闘に転じて
暗澹たる怒濤の彼方に
燦然と輝く
自分自身の王国へ
行くのだ。

宿命の嵐に
負けるな!
陰険な波浪に
負けるな!
邪義の陰謀に
負けるな!

◆◇◆

我らには
哀しみなどはない。
我らには
敗北もない。

我らの彼方は
常に
幸福の鐘が
希望の鐘が
鳴りやむことはない。

いかなる
厳しい試練があっても
我らは
すべてを勝ち越えゆく
無量の黄金よりも貴重な
無限の力を持っている。

目には見えない力が
満々として
言葉もなく
常に轟々と
鋭く響いている。
我らは負けない!

君よ
今日も
元気を取り戻せ!

君よ
幸福の魂を引き離す輩とは
今日も厳然と
断固 戦え!

あの美しい
満天の星のごとく
勇気に溢れ
希望に溢れ
勝利に溢れゆく
栄光にふさわしき
人間王者の威厳に満ち満ちて
常楽我浄の王宮の扉を開き
笑みを湛えながら
わが人生の流転を
進みゆくのだ。

我々が信ずる力は
臆せず動ぜず
悠然と安座して
慈光に包まれ
必ず忍耐の彼方に
大勝利の讃歌が待っている。

新しい一年
君の胸にも
また あなたの胸にも
大いなる喜びが流れ込み
偉大なる勝利の
諸天の祝福の輝きに
包まれゆくことを
私は祈りたい。