「完璧なる勝利へ 栄光の劇を!」

歴史の流転を見守ってきた広島城(1991年3月10日、池田先生撮影)。
第2次宗門事件の渦中、先生は第1回中国総会に出席。「『まことの時』。今が、その『時』である。私どもは進む。大聖人の仰せの通りの道を行く。絶対に正義であるゆえに、恐れないし動じない」と指導した
人間主義の針路を示せ
中国よ!
おお
偉大なる中国よ!
君たちの活動の姿を
連想すると
私の心は嬉しい。
私の心は躍る。
◆◇◆
中国が生んだ吉田松陰は
こう賞讃されている。
「彼が一生は、
教唆者に非ず、率先者なり。
夢想者に非ず、実行者なり。
彼は未だ嘗て
背後より人を煽動せず、
彼は毎に前に立って
これを麾けり」
これが
真の革命家の方程式だ。
すべての戦野とともに
忘れ得ぬ
あの山口開拓闘争もまた
私たちは
その精神で戦った。
折伏の波は広がり
人材の石垣は築かれ
盤石の基盤は成った。
◆◇◆
中国の友よ!
今再び
新しい開拓の
その時が到来した。
かつて
岡山地区が
折伏の金字塔を
打ち立てたごとく!
中国総支部が
連続の全国制覇を果たし
三百万の達成へと
怒濤の前進を
成し遂げたごとく!
人材山脈の大中国が
広宣の新時代の開拓に
今こそ先駆するのだ。
歴史の夜明けの旭日は
いつも中国から昇る。
「環日本海の世紀」の
希望と友情の光源は
鳥取であった。
そして島根であった。
人間共和の光彩は
我らの山光の天地より
燦然と煌めき始めたのだ。
そしてまた
壊れた磁石のような
迷走する日本の行く手に
確固たる人間主義の針路をば
永遠なる平和の都・広島が
厳然と示しゆくのだ。
◆◇◆
おお
信心の帝王たる
偉大なる中国の友よ!
勝利の讃歌の音律と
交差しながら
白い光線を浴び
無数の天からの
加護と祝福を受けつつ
永遠に
楽しき栄光の劇を
展開していくのだ!
※吉田松陰を評する言葉は徳富蘇峰著『吉田松陰』(岩波書店)

1995年5月7日、第1回「中国青年平和総会」に池田先生が出席(東京牧口記念会館で)。先生は「みずから動き、みずから学び、苦労しながら自分自身をつくり上げた人こそが、最後の勝利者となる」と
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