広布史アルバム⑬ 楽土・北九州 時代建設の先駆者たれ 2021年01月15日 |
![]() 1983年(昭和58年)12月8日、池田先生は、北九州文化会館(現・北九州平和会館)を訪れ、翌9日まで友を励まし続けた。8日の記念勤行会では、「楽土・北九州の建設という、皆さまにとっての『立正安国』の道に励みゆかれんことを祈ってやまない」「難によって人材はつくられ、信心と広布の土台がさらに、強く、深く、築かれていく」と訴えた <九州の使命は永遠に「先駆」である。その九州にあって、広布勝利の黎明を告げてきたのが、北九州の友だ。 1983年(昭和58年)12月8日、池田先生は北九州文化会館(現・北九州平和会館)での勤行会で訴えた> 御本尊には無量無辺の功徳と絶大なる力があられる。また、妙法は、宿命転換と所願満足への大法である。ゆえに何があっても、信心は一歩も退いてはいけない。ひたすら御本尊に南無し奉り、唱題を重ねていくことだ。 御書に「地獄の苦みぱっときへ」(1000ページ)と仰せのごとく、たゆみなき信心さえあれば、かならず宿業を消し、宿命を転換し、所願満足の人生に入っていけることは間違いないのである。それを確信し、つねに一歩前進の潔き信心であっていただきたい。 (中略)純粋にして真剣な、清新にして躍動の信心を、忘れないでいただきたいのである。 ![]() 次の訪問先の広島へと出発する直前まで、同志を励ます池田先生。この日、会館に集った北九州のメンバーに、渾身の激励を重ねた。創価の三代会長が死身弘法の大闘争を刻んだ北九州。友は広布と勝利の先頭を勇んで駆ける(1983年12月9日、北九州文化会館<当時>で) <21世紀が開幕した直後の2001年(平成13年)1月、先生は随筆に、北九州の友への深い期待を記した> 一九〇一年(明治三十四年)二月の五日、現在の福岡・北九州の八幡に、新たな世界を錬成し、新たな世紀を動かす、灼熱の炎が燃え始めた。 この日、溶鉱炉に火入れが行われ、有名な「八幡製鉄所」の操業が開始されたのである。この真っ赤にたぎる溶鉱炉の中から、近代化を急ぐ二十世紀の日本が、唸りをあげて回転していったといってよい。 終止符を打つことのない、この怒濤のごとき作業に、敢然と立ち向かい、飛躍の戦いは始まった。「先駆」の二字は、北九州の歴史に、鋭く刻印されたのである。 (中略)今、「戦争の世紀」の鞭を打つ悲鳴を超えて、人類は、「対話と共生の世紀」へ、「平和の世紀」へ、大きく舵を取り始めた。 その時代建設の先駆として、熱血の魂と鋼鉄の信念で、生き生きと立ち上がったのが、わが北九州の同志である。 <今、北九州の友が目指す「広布の山」は、学会創立100周年の2030年。その初陣を飾る本年は、長編詩「青年よ 21世紀の広布の山を登れ」の発表から40周年の佳節を迎える。 「先駆の中の先駆」の誇りに燃え、北九州の友は、きょうも「誓願の師弟旅」を朗らかに進む> |